再登校事例

強いストレスと解離性障害による不登校 女子中学生SKさん Vol.12

やりたいことを探し出す

(2010/8/28)
 
SKはTFTをしても声を出して苦しむことは全くなくなり、意欲的にやりたいことを探しだす。
 
テレビばかりだとよくないと言って、音楽を聞いたり手作業で何かを作ったり、字を書いたり絵をかくことを楽しんでいる。学校の勉強や宿題はできないでいる。
 
本人は時間が過ぎるのが早くなったと喜んでいた。
 
このころには記憶除去も1日に10個近くできるように。記憶も小5まで進み、順調そうだったのが、今までの記憶に合わせるように別の記憶が出てきて、困る。
 
新井先生からのお返事に「ストレスが消えていくにつれ別問題が表れてくる」とのこと。SKはそのことも重症だったよう。
別問題には後で対応することにして、今までの不登校を引き起こしている他人からの学校中心の記憶を進める。
 
思い出し時点で出てきた別問題があまりにつらそうなら、その場でやることになる。細かい指導をいただく。
 
SKが「TFTをやるのはとても苦しいんだよ。お母さんにはわからないでしょうね」といいますと、新井先生に伝えると、
 
SKさんに伝えてください。「本当にごめんなさいね。」何とかその苦しさを生まない方法はないものかと考えていますが、今のところ思いつきません。開発者として反省ばかりです。「痛くない注射針」が実際に開発されたように、「苦しくない不登校セラピー」を私はあきらめずにいます。
 
と新井先生よりメールをいただく。